ナゾロジー

https://nazology.kusuguru.co.jp

身近に潜む科学現象から、ちょっと難しい最先端の研究まで、その原理や面白さを分かりやすく伝えられるようにニュースを発信していきます。最新の科学技術やおもしろ実験、不思議な生き物を通して、もう一度、皆さんの心にナゾを解き明かす「ワクワクの火」を灯したいと思っています。

フィード

記事のアイキャッチ画像
なぜ女性は架空の「不良少年」に恋愛感情を抱くのか科学的に解明
はてなブックマークアイコン 45
ナゾロジー
なぜかドラマや映画に登場する「不良少年」ほど、女性にとって魅力的に見える――そんな現象を一度は耳にしたことがあるかもしれません。 一見すると暴力的で乱暴な振る舞いが目立つのに、その中に垣間見える繊細さやミステリアスな雰囲気によって、つい心を引き寄せられてしまうこともあるでしょう。 実際に、「支配的な男性」に惹かれる心理を研究する分野は長く存在しており、最近では“ロマンティック・パラソーシャル・リレーションシップ(RPSR)”という形で、フィクションのキャラクターに深い恋愛感情を抱く例も注目されています。 ドイツのヴィュルツブルク大学(University of Würzburg)による研究では、こうした「不良」への憧れが、女性自身の性格特性や恋愛スタイル、そして刺激を求める度合いと密接に関連することが示唆されています。 特に「遊び的恋愛を好む傾向」や「ドキドキする体験を求める感覚」が強い…
8時間前
記事のアイキャッチ画像
マウスも意識を失った仲間を見ると「救命処置」を施す
はてなブックマークアイコン 1
ナゾロジー
小さなマウスが、まるで「応急処置」のような行動で仲間を助ける——そんな驚きの光景が、研究から明らかになっています。 アメリカの南カリフォルニア大学(USC)の研究によれば、麻酔で意識を失ったマウスに対して、元気なマウスが舌を引っ張ったり、口の中の異物を取り除いたりする行動を示し、その結果、倒れた仲間の回復が早まったというのです。 大きな哺乳類が仲間を助ける様子はこれまでにも報告されてきましたが、捕食される立場の小さなマウスがここまで積極的に「助け合い」を実行することは、私たちの常識を大きく覆す発見と言えるでしょう。 果たして、彼らはなぜ仲間を救おうとするのでしょうか。 研究内容の詳細は2025年2月21日に『Science』にて掲載されました。
12時間前
記事のアイキャッチ画像
ブサメンすぎると裁判官が同情して罪が軽くなる可能性がある
はてなブックマークアイコン 2
ナゾロジー
「美人は裁判でも有利」。 これは以前から何度も耳にする俗説です。 実際、過去の心理学研究では、人は「顔が整っている=性格も良さそう」と無意識に感じやすいという結果がいくつも報告されています。 被告の見た目が良いと、「そんな悪いことしないはず」「懲役を重くするほどでもない」といった印象を持ちやすいのでは、と言われてきました。 ところが、コロンビアのルイス・アミゴ大学(Universidad Católica Luis Amigó)らの研究チームが調査を行ったところ、実際は「魅力が低い(いわゆる“ブサメン”)被告に対して甘い判定を下す」パターンが多い傾向があるのだという。 容姿端麗が得をするのかと思いきや、外見があまり魅力的でない被告が同情され、有罪判定が低くなるという衝撃的な可能性が示されたのです。 研究内容の詳細は『Psychiatry, Psychology and Law』にて発表さ…
13時間前
記事のアイキャッチ画像
サルですらなかった⁈圓珠院所蔵『人魚ミイラ』研究の最終報告
はてなブックマークアイコン 7
ナゾロジー
岡山県・浅口市にある仏教寺院「圓珠院(えんじゅいん)」には、古くから”人魚のミイラ”として伝わる奇妙な遺物が所蔵されています。 この人魚ミイラはメディアなどでもよく取り上げられているため、「サルの上半身と魚の下半身をつなぎ合わせた偽物」という説明を聞いている人も多いでしょう。 しかし、このミイラの上半身はよく見ると非常に異様であり、単純にサルのミイラを使っただけには見えません。 倉敷芸術科学大学、倉敷市立自然史博物館らの共同研究チームは、このミイラの正体を解明すべく、同院の全面協力のもと、2022年2月から科学的な解析プロジェクトを実施し、1年にわたる調査の結果、この人魚ミイラの正体を明らかにしています。 その報告書では、この人魚ミイラの上半身がよく説明されるサルの死骸ですらなく、完全な人間の芸術作品だったと報告されています。
17時間前
記事のアイキャッチ画像
先延ばし癖のある人は、実は『隠れた才能』を持っている可能性
はてなブックマークアイコン 16
ナゾロジー
締め切りが目の前にあるのに、急に部屋の模様替えを始めたり、普段は見向きもしない歴史の資料を読み耽ってしまったり。 こうした行動をとる人の多くは、単に「意志が弱い」と思われがちです。 従来、心理学の世界では、先延ばしは不安やストレスを回避するための「不適応な行動」として捉えられてきました。 しかし、私たちがつい作業を遅らせてしまう裏側には、単なる怠慢や回避ではない、知的なメカニズムが隠れているのかもしれません。 オーストラリアのロイヤル・メルボルン工科大学(RMIT University)やチャールズ・スタウト大学(Charles Sturt University)の研究チームは、先延ばしをする人々が持つ「ある特性」に注目しました。 責任著者のローレン・L・サリング(Lauren L. Saling)博士らによると、先延ばしをしがちな人は、大人が得意とする「効率重視の思考」ではなく、子供が…
18時間前
記事のアイキャッチ画像
自慰と性交ではオーガズム自体が異なる生理現象の可能性
はてなブックマークアイコン 2
ナゾロジー
オーガズムは、一般的に性的な刺激によって得られる快感のことを指します。 人はこの一時の快感のために、性交したり、自慰をしたりします。 しかし、どちらの方法でもオーガズムを体験したことがある人は、2つの方法それぞれでオーガズムの感覚が異なると思ったことがあるのではないでしょうか? かつては、プロセスはどうあれ、オーガズムという生理現象は同一のものだと考えられていました。しかし現在では、脳と身体の反応において、これらは明確に区別して捉えられる可能性が示されています。 これは性交のオーガズムでは満たされた安らぎと心地よい疲労感があるのに対して、自慰ではなんとも言えない虚しさが襲ってくる事とも関連している可能性があります。 本記事では、身体の鎮静に関わるホルモンの分泌量、脳内で快感を処理する神経伝達物質のバランス、そして統計データという3つの科学的な視点から、 一見同じに見える「絶頂」が、性交…
21時間前
記事のアイキャッチ画像
集中力を高めやすい「作業用BGM」の特徴とは?
はてなブックマークアイコン 6
ナゾロジー
仕事や勉強中に音楽を聴くと集中力が高まると感じたことはありますか? 巷では「カフェの雑音が本を読むのにちょうどいい」とか「クラシック音楽が勉強にはいいらしい」など、さまざまな説が飛び交っています。 では実際に科学的に効果のある音楽はどれなのでしょうか? 米ニューヨーク大学(NYU)らは今回、集中力を高めることを目的に作られた音楽が認知能力にどんな影響を与えるのか検証。 その結果、ある特徴を持つ音楽が特に集中力を高め、作業の処理速度を向上させることが明らかになりました。 それはどんな音楽なのでしょうか? 研究の詳細は2025年2月12日付で学術誌『PLOS One』に掲載されています。
1日前
記事のアイキャッチ画像
カツオの眼球から「回遊履歴」を推定する手法を開発!
はてなブックマークアイコン 1
ナゾロジー
カツオは広い太平洋を高速で泳ぎ回る回遊魚です。 しかし、その一生の移動ルートを正確にたどることは、当然ながら簡単ではありません。 そんな中、京都大学の研究チームは、カツオの「眼球」に残された化学的な記録を読み解くことで、生涯の回遊履歴を推定する新手法を開発しました。 研究の詳細は2025年11月18日付で科学雑誌『Methods in Ecology and Evolution』に掲載されています。
1日前
記事のアイキャッチ画像
恋人がいる人の血液には「脳を育てる成分」が1.5倍多かった
ナゾロジー
イタリアのピサ大学(ピサ大)で行われた研究によって、少なくとも1年以上つき合っていて関係が安定している人たちは、そうでない人たちに比べて、血液中にふくまれるBDNF(脳を元気に保つたんぱく質)が、平均およそ1.5倍も多いことが分かりました。 BDNFは神経細胞のつながりを育てる「脳の肥料」のような物質で、ストレスへの強さとも関係すると考えられており、安定した恋人との支え合いや安心感が、体の中のこうした調整システムを静かに作り変えているのかもしれません。 恋愛という“気持ち”は、体の中の分子にどこまで足跡を残すのでしょうか? 研究内容の詳細は2026年2月5日に『The World Journal of Biological Psychiatry』にて発表されました。
1日前
記事のアイキャッチ画像
原始ブラックホールの内部には「別宇宙」が存在するとする新理論が発表
はてなブックマークアイコン 2
ナゾロジー
イタリアのパドヴァ大学(UNIPD)およびCERNなどで行われた研究によって、宇宙の大部分を占める「暗黒物質の正体が、なんと“別の宇宙のカケラ”かもしれないという新理論が打ち出されました。 また研究ではその別宇宙が原始ブラックホールと呼ばれる内部に存在している可能性が示されています。 研究者たちはこのアイデアを「DM from eternity(永遠から来た暗黒物質)」と名付けました。 もしこの理論が正しいなら、別宇宙は意外に身近な場所にあるのかもしれません。 研究内容の詳細は2026年2月10日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて発表されました。
1日前